続:windows10(Technology Preview)のアプリバーについて考えてみる
この記事は以前書いたこちらの記事
の続きに当たります。
余談ですが、Windows10でWindowsストアアプリ(以下Windowsアプリ)の開発環境が徐々に見えてきています。
英語ですが、こちら。
Guide to Windows universal apps (Preliminary)
フォロワーさんの記事を拝借させて頂くと、こちら。
とりあえず、詳細は今月末のBuild2015で語られるだろうと思うので、必見です。
この時期からアプリ開発を始めようと思う方は、8.1までのユニバーサルアプリにするのか、10の詳細を待つか、微妙な時期となってしまいましたね。
(8.1のユニバーサルアプリを10のユニバーサルアプリに移植するのは難しいとの声も??)
さて、本題に入りましょう。
今回のテーマはアプリバーです。(Windows10ではアプリコマンドと呼ぶのが正しいのだろうか?)
前回の記事で「タッチ操作でのアプリバーの出し方は二度手間になる?」との見出しで紹介しました、Windows10で8/8.1のストアアプリを起動するのは二度手間になります。
Windows8/8.1では下からスワイプでアプリバーを出します。しかし、Windows10ではデスクトップアプリのように全画面ではなくウインドウ形式です。そのため下からスワイプで表示させることができません。
少し前の画像になりますが、左上のハンバーガーメニューから出す必要があります。
これに対し、WindowsPhoneは次のようになっていました。
既に最初から三点バーが表示されているわけです。
また、アプリバーの挙動も、Phoneと8/8.1のWindowsアプリでは動作が異なっていました。
結局はPhoneとの統合も、デスクトップ上で起動することも考えていなかったわけですよね。
先を見据えて居なかったのは明らかであり、明らかにMicrosoftの方針の失敗だと考えています。
WindowsPhoneの方が先でありながら、Windowsストアアプリはそれに従わず”下からスワイプ”という手法を取り、かつ将来的にデスクトップでの起動とPhoneとの融合を見据えて居なかった。これは明らかに設計ミスではないでしょうか?
とまあ、不満はこれまでにしておいて、Windows10ではきちんと改善しています。
下記の二つのスクリーンショットを比較して下さい。
これがPC版
これがPhone版。
ほぼそっくりなUIですね。
複雑なアプリは分かりませんが、単純なアプリであれば、PC版とPhone版でほぼ同じUIになりそうです。
そして、アプリバーも共に若干形を変えながら共通かされるようです。
今までのPhone版とも違うUIになっていますね。
PC版も同様の動きとなります。
まだ開発途中なのでどう変化するか分かりませんが、融合、統一されている感が伝わってきて一安心と言ったところです。
ですが、10では新しいUIがテンプレートとなり、一番苦労しているのは開発者でしょう。これ程大規模な変更は、10で最後にしてほしいものです。