ロブログ

Windows関連のことを中心につづっていけたらとは思っている。

さらば,チャームよ.

チャームとは.
デジタル大辞泉」によると次のような意味があるそうです.
チャーム【charm】
[名](スル)
1 魅惑すること。うっとりさせること。また、魅力。「―ポイント」
2 ネックレス・腕輪などにつける小さな装飾品。「―つきのブレスレット」
3 魔よけ。呪文(じゅもん)。


Windows8で搭載されたチャームでしたが,残念ながらWindows8ユーザを魅惑させることができませんでした.
魅力となるどころか,8のダメなところの”象徴”に近いものになり,魔除けどころか魔物そのもの扱いになる始末.(少し大げさですが)

擁護しておきますと,チャームバー自体が悪かったのではなく,チャームバーのある場所,操作方法に問題があったと考えています.

例えば,タスクバーに”チャームボタン”などを設置するなどしていたら,ここまで酷評はされなかったはず.意地でも”タッチとマウスでの操作を統一させよう”としたMSが悪い.

 

さて,そのチャームですが,Windows10TP Build9789では徐々にチャームバーの要素が消え始めました.それについては既に触れています。


windows10(Technology Preview)のチャームについて考えてみる - ロブログ

 

そして,先日公開されたBuild9926・とうとうチャームバーが消えてしまいました.

まあ,アプリごとにハンバーガーメニューの中に移ったのは,前回の記事でも述べた通りです

 

チャームバーが初登場したのが,Windows8のDeveloper Previewですから,おおよそ三年と数か月,チャームバーはその役目を終えました.

Windows10の発売日には、追悼ブログを書くつもりです

 

今回は,チャームの要素に関してどこに移動したのか、どう変化したのか?そこに注目して述べてみます.

まず、チャームバーが何に変わったか?アクションセンターに変わりました。

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 Win+Aで開くことができます。Win+Cは既に反応しません。(ハンバーガーメニューのあるストアアプリでは、Win+Cでメニューが開きます。)

これはタスクバーからも開けるので、マウスユーザーでも楽々です。下にはクイックアクション。チャームの機能のいくつかはここに移っていますね。

 

では、チャームに元々あったのはどうなるのか?少し触れていきたいと思います。

まず,「設定」チャーム

 

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これはアプリのウインドウ内で表示されるようになりました.

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また,下半分にあった各種設定のボタンは消えました.通知はタスクバーに、PC設定の変更はクイックセッティングの”All Settings”に移りました。

次に,「デバイス」チャーム

 

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「印刷」はフライアウトですら無くなりました.個別のウインドウになっています.

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「表示」はクイックアクション内の「Connect」へと移動しました.

フライアウトであることには変わりがないのですが、いかにも作りかけって気がしました。アクションセンターのように背景が白地に変わっています。そのうち修正されることでしょう。

「再生」は手元に使える環境がないため,どこにいったかは確認できていません.

次に,「共有」チャーム

 これは,今のところ変化がありませんので、省略。なお、ストアやマップのようなハンバーガーメニューが無くなったアプリでは、今のところアプリのスクリーンショットの共有はWin+H以外に方法がありません。(アクションセンターのクイックアクションに”共有”を追加してほしいとFeedBack送ってます)

最後に「検索」チャーム

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タスクバーに検索バーなどができ,Win+QやWin+Sでは既に開くことができません.

(Win+QとWin+Sを押すと、Cortanaもしくは検索ボックスが開くようです。)

現時点では、Windowsストアアプリのハンバーガーメニューから検索ボタンを押すと開きます.最終的には無くなるかもしれませんね。

 

印刷機能がウインドウ形式になったのを見ると、共有などもウインドウになる可能性がないとは言い切れません。そこのところはどうなるかはまだ未知数です。

 

ただ、もうチャームを積極的に使うことは無いでしょう。ユニバーサルアプリがチャームに頼らない作りとなっています。

Windows10の製品版では「チャーム?何それ?装飾品?」のような扱いになるかもしれませんね。

 

 

 

続・Windows10でコントロールパネルはどうなるのか?

さて,先日Windows10TPのBuild9926が公開され,より方向性がはっきりと見えてきました.

公開されてからというもの,卒研やら(←いい訳)であまり更新できていなかった(Twitterではいろいろぶつぶつ呟いていましたが)ので,9926の情報については触れていませんでした.

 

9926が公開されてからというもの,ダッシュボードのアクセス解析を確認すると,ここ最近のトップは11月にzPC Settings(現Settings)について書いた記事でした.


Windows10でコントロールパネルはどうなるのか? - ロブログ

それだけ,コントロールパネルの行方に関して気にしている人が多いのでしょう.

ここで,コントロールパネル,設定に関しての話題について,僕が既読済みのもののリンクを載せておきます


【Windows 10カウントダウン】迷いと試行錯誤のはざまで 〜Windows 10の設定関連を見る - PC Watch


【レビュー】短期集中連載「Windows 10」テクニカルプレビューを試す(第14回) - 「Settings(設定)」からWindows 10の新機能を探る | マイナビニュース

 

現在は色々と試行錯誤を繰り返している,そう受け取れることが多いです.まだまだ荒削りな箇所が多く見受けられます.コントロールパネルにリンクが張ってあったりしてあるところも多々あります.

特にネットワークに関しては全くと言っていいほど纏まりがないですね.Win8/8.1ではチャームを使わせていましたが,チャームを廃止させるにあたってどうするか試行錯誤を繰り返している感じは見受けられます.

あ,チャーム廃止といえば,そういえば前にこんな記事も書いてましたね.


windows10(Technology Preview)のチャームについて考えてみる - ロブログ

結局チャームは廃止の動きで間違いないようです.アクションセンターに置き換えられましたしね.ここらへんに関しては改めて後ほど.

 

さて,現時点の予想としては,将来的にコントロールパネルは廃止されるのではないかと思います.残ったとしても”上級者向け設定”のような,限定的なものになるのではないかと思います.

 

僕個人としてはコントロールパネルから設定アプリに完全に移っても構わないのですが,杞憂しているのは,複数のウインドウを同時に開けないことです.

コントロールパネルはデスクトップアプリなので,同時に何個も起動し同時に複数の設定ができます.

しかし,設定アプリはWindowsストアアプリベースであるためか,一つのウインドウしか開くことが出来ません.

やはりPCで使う以上は複数の設定を同時にすることだってあるでしょう.ですから,複数同時に設定アプリを使えなければ不便で仕方がない.(これに関してはFeedBackに送信済み.)

なにはともあれ,今後のプレビュー版でどのように設定アプリが洗練されていくのか,今から非常に楽しみにしています.

スマホ&小型タブレット向けWindows10の名称??

下記の内容は誤りです。

現在公開されているものは、

Windows 10 for Phones」

とのことです。



先日,中国系のIT之家というさいとで,気になる画像を見つけました.


最新WP10/Win10手机系统,独家爆料直播

この記事の上部の画像に注目してみると…

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Windows 10 Mobile Technical Preview」の文字が!!!

このリーク画像が本物なら,当分はWindows 10 Mobileという呼び名が正しいということでしょうか?それとも,呼び名も単なる仮名なのでしょうか?

 

もし本物なら,Windows Mobile 6.xまでのMobileを7からはPhoneに置き換えて消したのに,10でそのMobileという言葉が戻ってくるのは興味深いですね.

いずれにせよ,今月中に公開されるプレビュー版が楽しみです.

ようやく解決したらしい!OneDriveに思う問題点

さて、昨年は自分の誕生日にこのブログで初投稿をしました。

その内容は、OneDriveにおける問題点でした。

 SkyDriveに思う問題点 - ロブログ

当時はまだSkyDriveだった時期で、直前にOneDriveであることが公表されたことを覚えています。あれから一年、ようやく解決しました。Twitterで何度呟き、なんどか要望のメールを送り。長かった。

今回はそれを振り返ります。

問題点

 

で、その問題点がなんだったかといいますと、

「Web上から日本語の2バイト文字を含むフォルダーをDLすると、エンコードエラーが発生し日本語のファイル名がfile1,file2のように変わってしまう」

こういった問題でした。英数字のみ、だけならいいんですが、漢字やひらがなを含むと必ずエンコードエラーが発生。

気付いてからの約半年

 

これに気付いたのはOneDriveを用いて過去問を友人へ共有しようと思ったときでした。相手からそのエンコードエラーのことが伝えられました。これが一年以上前の話です。

その後、ネット上を検索すると同様の問題がすでにMicrosoftコミュニティで上がっているのを見つけました。

SkyDrive ダウンロードすると日本語ファイル名が消える - マイクロソフト コミュニティ

その時点で半年弱経過していました。

 気づいてからの約一年

 

その後、しばらく時間が空き、コミュニティのほうに進展がありました。

続:OneDrive(旧SkyDrive)に思う問題点 - ロブログ

エンコードエラーを起こしたフォルダを復元できるアプリが紹介されていました。それでもまあ、限定的な解決で、根本的には解決していないんですけどね。

この時点で、コミュニティに投稿されたときから1年以上経過。仕事が遅い。

 現在

 

現在はようやく解決しています。厳密にいつ解決したのかは分かりませんが、現在はDLしてもエンコードエラーが起こらず、日本語タイトルのままです

(先頭のフォルダ名だけはfolderのようになるんですがね)

 結局、最初にコミュニティに上げられてから解決までに、一年半近く要したわけです。

まとめ

 

僕は、この日本語エンコードエラー問題があったため、決してOneDriveを進めたいとは思わなかった。この件が解決したことで、まあ及第点に達したというところでしょうか。

それと、コミュニティみれば分かるんですが、MS側の提案が「一つずつDLして下さい」とかで、全くふざけたものでした。正直解決までになぜこんなに時間を要したのか、よく分かりません。

ともあれ、解決して何よりでした。

 

MSにおける日本語環境といえば、先日公開されたWindows10でもフォント問題、中華フォント問題と他のOSに比べたら数多い。

例えば中華フォント問題。Windows Phoneでながらく存在していた問題ですが、Windows10でも発生してしまった。

僕はこのエンコードエラー問題を通し、正直言ってMSが日本語の上記の問題を半年程度(Windows10のRTMが8月頃だとして)で解決してくれるとは思えません。一切期待していません。

 

Windows Phoneで楽天でんわアプリを使わずに楽天でんわを使う

知ってる人も多いだろうけど、備忘録も兼ねて。

最近、楽天でんわで3分間通話料無料で音声通話ができるキャンペーンをやってましたね。
キャンペーンが終わっても、キャリアの一般的な通話料の半分程度。


iOSAndroidには楽天でんわアプリがありますのでそれを使えば良いのですが、Windows Phoneには当然そのアプリはありません。

しかし、Windows Phoneでもこの恩恵を受けることはできます。

この楽天でんわ、仕組みとしては電話番号の先頭にプレフィックス番号を付与するだけ。

要は、プレフィックス番号を付与できるアプリさえあれば純正アプリなど無くても恩恵が受けれるのです。

また、単にプレフィックスを付けるだけであれば、例えば家族内通話が無料の相手でも通話料がかかります。そのため、特定の相手には付与しないと言う機能が求められます。

よって、求められる最低限の機能は次の通り
  1. 通話時に自動的にプレフィックス番号を付与
  2. 指定した相手だけプレフィックスを付けない
これを満たすアプリがあれば問題ありません。

結論から言うと、ありました。


このアプリ、チュートリアルがやたらとしっかりしてましたw
無料でも大丈夫ですが、有料だと広告消せます。

では、次からはこのアプリを使い、
「自動的にプレフィックス番号を付与するが、指定した番号には付与しない」
とする場合のやり方を示します。
楽天でんわの利用手続きが完了している前提で話を進めます。

まず、アプリを起動し、設定ページを開きます。

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このページの上から二つ目のプレフィックス番号の項目を選んで下さい。


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プレフィックス番号と、そのメモを記載します。下のチェックは入れたままで。


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タイプは「発信」、
モードは「除外」とします。
そしてその除外番号の欄にプレフィックス番号を付けたくない番号(家族など)を登録していきます。
時間範囲で通話料が変わるようなプランの場合は、時間範囲の欄も設定を加えましょう

設定は以上です。
非常に簡単でした。

IEに変わる新ブラウザ?Spartan!

昨晩にかけて、こんな話題がありました。


僕自身、IE愛用者です。
とはいえ、最近では学校でWindows以外のOSを使う必要があり、タブ同期の面ではWindowsでしか動かないIEを使うのは不便でありました。(しかもMSはIEをほかに提供する予定はない)
だからやむを得ずchromeを使っています。

そのIEですが、やはりネガティブなイメージが大きいんですよね。
個人的にはchromeよりも好きなところがあります。だからといって完全に優ってるとは言いきれません。

周りにとにかくIE嫌いな人も多くて、「提督業も忙しい」のベースがIEだから使いたくないと言う人もいれば、IEを使うだけでストレスがたまるって人もいました。

あと…考え過ぎかもですが、IEを使ってると情弱扱いされる気がしてならんのですよね。「なんでお前IEなんか使ってるのw」みたいな感じで。

とにかくIEは嫌われてますね、はい。

でも、最近のIEはだいぶ性能良くなってると思うんですよ。少なくとも、過去のIE6~8とは違うんだ、と。(いくらIE好きの僕でも10になってようやく使い物になり始めたって印象ですが)

誰かが言ってましたが、IEのバージョンを10分の1にするといい、とか。
例えば、9までは0.xでベータ版、10からは1.xで正式版、みたいな(?)。正式版までに相当な時間を要してますねw

いつも思うのは、過去のイメージ引きずって最近のIEまでもをdisるってのは、2.x時代のAndroidを経験した人が4.xが主流の今になって2.xまでのイメージでdisるようなものだ、と思ってます。今でこそマシになったAndroidも初期は色々酷かった。

…そんなこんなでネガティブなイメージしか持たれないIEちゃんでございます。それはMicrosoft側もわかっているようで。


だから、IEとは別に出すのは大賛成です。IE12として出すのは勿体無い。どんなに改良してもIEと言う名前である限り拒否反応を示す人はいるでしょう。(もっとも、MSが作ってるという時点で嫌悪する人にはどうしようもないんでしょうがね…)

ツイッターなんかでサーチして思ったのは、IE"廃止"と言ってる人が結構いたということ。

IEが廃止とは決まってないし、spartanだってどんな展開(Windows以外に出るのか?)になるのか分かってない。

だから廃止と決めつけてのツイートは時期尚早だと思います。



タイトルはさぞIE廃止のような書き方…
結局、タイトルだけ見て中に目を通さないから、廃止だと決め付けるのでしょうね。
(中まで読めばデュアルで搭載されるだろうなどと書いてあることがわかるはず)

個人的にも、IEが無いと色々と互換がさらに面倒になるので、エンタープライズモードを使う目的のためだけにも、IEは残す必要があると思います。


Windows10ではIEがもはや過去との互換を保つためのブラウザで、本命はSparysnになるのでしょう。そうあって欲しいものです。

そのSpartan、エンジン等はIEと同じようですが、Web関連技術に対してあまり詳しくないのでわからないため、それがどんな影響を及ぼすかは分かりません。

ただ、、僕が望むのは
"IEのイメージを払拭し、さらにはiOSAndroidにも対応するようなマルチプラットフォームなブラウザ"
です。

是非Officeやmsnのようにマルチプラットフォーム展開して欲しいものですね。

"コントロールパネル"は廃止されるのか?

Windowsユーザーではお馴染みの"コントロールパネル"ですが、Windows使ったことがない人にはどう映るのでしょうか?

見渡せばiOSAndroidMacでそれに当たるのはもちろん"設定"ですが、コントロールパネルとは果たして初心者に"設定をする箇所"だと分かるのでしょうか?
"コントロールする場所"だと取っ付きにくい印象を与えないでしょうか?いかにも上級者向けって雰囲気もします。
"設定"アプリの方が皆に分かり易いかもしれません。
 
…と言ったことを述べてみましたが、実際コントロールパネルを使うのは経験者の方が多いですよね。
 
コントロールパネルの歴史を辿れば少なくとも95時代にはありました。
昔から変わらず存在したコントロールパネル。設定項目も煩雑化し、それ故”レガシー”化しているのかもしれません。
 
以前、コントロールパネルとPC Settings二つとも残るのでは?と予想しましたが、これは外れとなりそうです。

どうやらMicrosoftWindowsからコントロールパネルとPC Settingsを廃止し、”設定”アプリへと統合させるようです。

 
現時点ではおそらくコントロールパネルのカテゴリ版の項目は大きくは変わらないとは思います。
とはいえ、こういったサイトを見かけると大批判を食らっていますね。この動きには。

Windowsの「コントロールパネル」は消えていくのか? | スラッシュドット・ジャパン IT

 

Windows8でスタートメニューが消えて大批判を食らったように、Windows10でコントロールパネルが消えると、それはそれで大批判をくらうことになり兼ねないのは、MS自身分かっているとは思います。(むしろ分かっていなかったら大問題)

 

ですから、Windows10ではマウス操作にもタッチ操作にも対応した”ハイブリッドな”設定アプリを目指すべきだと思います。(例えば、continuumモードの有無で、マウスよりのUIにするかタブレットよりのUIにするか、が変わってしまう、など)

 
 
 
それにしても、Windows10では根本的な所に目が入りそうですね。コマンドプロンプトにも手が加わりました。
 
Windows10、NTのバージョンも刷新され、もはやレガシー化しつつある過去からの名残を一新させようとしているように思えます。(大げさですねw)
 
前のブログ記事にも載せましたが、現時点のWindows10 Build9978ではFile Pickerが消えていました。
 
ですが、今のexplorerはタッチだけだと面倒なところもあるのは事実。そのため、”設定”のように大きく変化するのかもしれません。理想的なのはマウスとタッチにどちらも操作に違和感のないUIです。
(個人的にはタブさえ出来てくれたらどうなろうと構わないのですがねw)
 
Windows10では、Windows8の頃に手が殆ど加えられていなかったデスクトップに対して大きく変化させていると思います。